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VOLKSWAGEN 1300 BEETLE (1966年)

ドアを開閉させる

ドアの切り離し

ではまず最大の改造ポイント、ドアの切り離しです。GSIクレオスのチゼルで地道にスジ彫りしていきます。ビートルは前部後部は丸みを帯びていますが、側面は平面的です。

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ヒンジ考

フォルクスワーゲンビートルのドアヒンジ

さて、のっけから難題です。それはこの車のドアヒンジ(蝶番)です。現代の車はヒンジはドア内部もしくは車内側に設置され、ドアはインスイング、つまりドア前端が車内側に入り込むように開くのが一般的です。

ところがこの車、時代を感じさせるというか、ヒンジが車体外部についていて、そのまま外側にスイングする、極めて原始的な構造でした。写真は実車のものですが、これをそのまま再現するのはサイズ的に厳しいものの、できる限り近いものにしていきたいと思います。

(画像引用元:http://www.beetlehouse.jp/hp-bod5.html

 

フォルクスワーゲンビートルのドアヒンジ

こんな風に左右それぞれ上下にヒンジが付きます。こちらの実車写真はフェンダーミラータイプですが、ドアミラータイプの場合は、上部のヒンジの上からドアミラーが伸びているという構造のようです。

(画像引用元:https://www.flat4.co.jp/products/detail.php?product_id=7290

ヒンジの設計図

フォルクスワーゲンビートル ドアヒンジ設計図

ということで、設計図を書いてみました。細かくて何だかよく分からないでしょうが、端的に言うと、ヒンジを自作して、ドア側とボディ側それぞれに装着、それにピンを刺して回転できるように固定してやろうということです。

0.1㎜厚の洋白板が便利

早速ヒンジ作りに取り掛かります。材料は、0.1㎜厚の洋白板(銅、亜鉛、ニッケルの合金)です。この厚さだとハサミでも切れ、曲げ加工も容易ですが、それなりの強度もあっておあつらえ向きです。15㎜×2㎜の短冊状の部品左右合計8個必要ですが、歩留まりも考え多めに切り出しておきます。

ヒンジの軸には直径0.5㎜の虫ピンを使用する計画なので、同じ直径の真鍮線を使い、輪の部分を加工します。先端から7㎜の位置に真鍮線を置き、短冊状の洋白板をくるっと回して、ドライバーの先で形を整えます。淡路修二氏が紹介している方法の応用です。必要量の2倍近くを作っておきました。

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