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LOTUS TYPE 79 FORD (1978年)

タミヤの1/20フルディスプレイモデル

2010年にようやくキット化

ロータス79 LOTUS79 箱絵

「ブラックビューティー」とも称されたグランドエフェクトカーの先駆け、ロータス79フォード。1978年のグランプリは、マリオ・アンドレッティーとロニー・ピーターソンのドライブで無敵の強さを発揮しました。

キットはタミヤから2010年に発売されたフルディスプレイモデル。別売のエッチングパーツやサードパーティ製のデカールなどを追加して、リアリティを追求してみました。

 

F1キットの製作方針は、基本的にリアリティの追求です。多くの場合、実車は数台しか作られませんし、そもそも実験機みたいなものですから、「この年に○○サーキットで△△がドライブしたマシン」と決めて模倣していくのですが、参考となる資料は少ないですし、マニアでなければ分からないことばかりなので、ある程度から先はオリジナリティも発揮していきます。

手順書の作成と部品の切り出し

説明書から手順書を作る

ロータス79 塗装手順

ということで、製作に入ります。まずはじめは説明書の熟読です。特にF1の場合、部品点数が多く、かつ、シャーシの上にエンジンを載せて、内装を組んだら最後にボディを被せる、というような単純工程ではないので、どのような順序で塗装し、組み立てていくかをシミュレーションすることが大切です。

今回も写真のように手順書を作りました。

基本的な手順は、

(1)部品の切り出し・加工

(2)塗装

(3)組立

ですが、(2)塗装に関しては、どの順序で、何色をどこに塗るかを説明書を解読しながらすべてシミュレーションしておきます。

考え出した主な塗装順序は次の通りです。

①シルバー:モノコック関連

②フラットアルミ&メタリックグレイ:エンジン

④ブラック:ボディ

⑤セミグロスブラック:サスペンションほか

もちろんこれ以外にも、いくつもの色を塗っていきますし、ひとつの部品を複数に塗り分けたりもします。それが写真の手順書で、今回は10ページほどになりました。

部品の切り出し

クッキー缶に分類したロータス79の部品

すべての部品をランナーから切り離します。このようにお菓子(クッキーなど)の小部屋付きの缶を使うと便利です。部屋ごとに説明書番号を対応させておけば何の部品だか分からなくなることはありません。細かい部品は部屋の中に更に塗料皿やカップなどを入れておきます。

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