(PR)

江ノ電ボンネットバスのジオラマ

まずはバスの車掌から作る

フジミのバスガイドを改造

ではここからは一人ずつ紹介していきましょう。まずはバスの車掌です。この時代はまだワンマンバスはなく、車掌が同乗していました。

女性の車掌をイメージして、フジミのバスガイドをベースに作っていきます。先述のとおり、1/32にしては小さい、というか華奢なので、全体的な肉付けを図ります。肉付けの部分にはMr.ホワイトパテを、凹凸の穴埋めにはタミヤのベーシックパテを使っていきます。

バスの車掌

全体的に少し肉付けし、ボリューム感を出します。バスガイドではなくあくまでも車掌なので、地味でベテラン感のある雰囲気に仕上げます。

制服風に、紺色のワンピースに塗り分けてみました。

顔を塗装するときのコツ

塗装の順番について記します。ブラスチックの地の色は、キットによって、白、灰色、黄土色とまちまちです。そこで、パテによる整形が終わったら、グレーサフとベースホワイトを吹いておきます。

次に、肌のベースになる色を全体に吹きます。Mr.カラーの№51は以前は「肌色」という名称でしたが、いつの間にか「薄茶色」という呼称に変わっていました。人種差別を意識してのことでしょうか。

そして登場するのが、アクリル絵の具です。プラモデル専用塗料に比べ、乾燥が遅いので、混ぜ合わせたり、ぼかしたりといった作業が容易です。使い捨てのパレットに、白、黄、赤をベースに、少量の黒、茶、青といった絵の具を出しておきます。

バスガイドの塗装

細い面相筆を使い、人種を考慮しながら日本人は黄色味を多めにして塗っていきます。そして頬や唇にはうっすらとピンクを載せ、白目を塗った後、黒目や眉毛を黒で、また鼻の脇、あごの下などには薄く影を入れます。塗っていきます。1/32ですから細かい作業ですね。

(PR)