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合皮靴の剥がれ修理

革靴の表面が剥がれてきた

合成皮革は剥がれてくる

革靴の合皮が剥がれた

本革の靴とは違い、合成皮革は表面の合皮が剥がれてくるんですよね。安価で軽量、手入れもしやすく手軽な反面、負荷の掛かる部分の合皮が写真のように剥がれてきます。

他の部分はしっかりしているので、何とか修理して長持ちさせることは出来ないものでしょうか。

コロンブスのアドカラー

コロンバス アドカラー

今回の修理の主役はこちら、コロンブスの「アドカラー」です。

写真の左端はアドベースという白色のパテです。靴のような柔らかい素材にフィットする弾力性の高いパテです。

右の3つは着色用のアドカラーです。全14色が用意されていますが、調色が可能なので、黒、赤、黄の3つがあれば、大抵の靴色は作れます。

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まずは下処理

革靴の合皮ハガレにパテを盛る

傷口の剥がれた合皮を切り落とし、ささくれ部分を丁寧に取り除きます。周囲をマスキングテープで養生してから、240番程度の粗めのサンドペーパーで、表面に足付け(パテの乗りがよいように表面を適度に荒らすこと)します。

その上で、アドベースを盛って、へこんだ部分の肉盛りと、ささくれ部分の補強を行います。

傷の深さにもよりますが、数十分もすれば固まりますので、今度は400番程度のサンドペーパーで表面を平らに均します。

靴の色に合わせて調色

アドカラーの調色

次に、補修部分の着色です。パレットの上に、アドカラーの黒、赤、黄を出して、この靴の色に近い色合いを調色します。

傷口に着色

アドカラーによる着色

これを筆にとって、アドベースを盛ったところに着色していきます。傷口の周囲にもぼかすように着色すると目立ちません。

合皮靴の剥がれ修理

こちらが塗り終わったところの写真です。色味は大体合っているようです。

靴クリームで仕上げ

合皮靴の剥がれ修理

アドカラーが乾いたら、靴全体に茶色の靴クリームを塗って磨きます。こうすると、補修箇所がより目立たなくなります。

これで完成です。

この方法は、合皮のカバンの補修などにも応用できます。カバンは本体が本革でも、縁の部分だけは合皮だったりすることもあるので、この修理方法は便利です。

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