(PR)
一連の改造作業が一段落したので、このあたりで塗装に入ります。
部品の切り出し工程で小分けしておいた部品を塗装していきます。同じ色の塗装をまとめて行っていくことで効率化を図ります。写真のようにクリップで止めたり棒に刺したり、両面テープに付けたりしながらエアブラシで塗装していきます。

塗装の手順は組立前に構想を練っておきます。私の場合は、写真のように説明書の番号と部品番号をリファレンスできるような一覧表を作っておき、これに従って同色をまとめて塗装します。黄色く塗った部品番号が塗装済み、それ以外はこれから塗装する部品です。
ここまでの工程で、ボディやシャーシをさんざん切削してきました。パテの削りかすもたくさんついています。塗装前にこれらを綺麗に洗い流す必要があります。
今回使用するのは超音波洗浄機です。洗剤等は使わず、水道水のみで10分も運転すれば、削りかすも油脂もきれいさっぱり取れます。
続いてサフ(サーフェイサー)を吹きます。
サフを吹く目的にはいくつかありますが、最大の目的はボディ表面の傷やヒケ、うねりなどを見つけやすくし、適切に成形することです。
もう一つの目的は遮光です。プラモデルを綺麗に塗装しても、どうしてもプラスチックっぽい安っぽさが出てしまうことがありますが、原因の一つが光を通してしまうことです。サフを吹いて遮光することで、重厚感を演出することができます。
サフを吹くことによって発見できる傷もあります。ドアの前端部には、ドアを切り離した際の切り傷/擦り傷が浮き出てきました。トランク上部にはヒケによる凹みが見られました。この段階で可能な限り整形しておきましょう。
トランク上部のヒケは、GSIクレオスの溶きパテを使って修正します。溶きパテはパテとサーフェイサーの中間的な存在です。パテが乾いてからサンドペーパーで整えればヒケ跡は見えなくなります。
傷やヒケの補正が済んだら、改めてサフを吹いておきます。傷の最終確認の後、問題がなければピンクサーフェーサーを吹きます。これは、ボディカラーのレッドの発色を助ける目的です。

ピンクサーフェーサーが乾いたら、小さく切った1200番と1500番のサンドペーパーで表面を均しておきます。こういった下地処理が後の美しい塗装に奏功します。
シャーシはボディカラーで塗装します。今回、ボディカラーはブラッディレッドのメタリック色を使います。実車にはない色ですが、それができるのがプラモデルです。
ただ、シャーシが過度にピカピカなのは不自然なので、サフの塗装面は磨かずにそのままボディカラーを吹いておきます。
シャーシの上面(室内側)は、ブラックに塗り分けるので、写真のようにマスキングを施しておきます。
シャーシ上面の室内部分はブラックで塗装します。まず、床の部分を残して周囲をマスキングし、フラットブラックで塗装します。次に、ドライブシャフトが通るセンター部分をセミグロスブラックで塗装します。
ピンクサーフェーサーの下地処理が完了したら、いよいよ本塗装です。Mr.カラーのGX215ブラッディーレッドをエアブラシに取り、縁の部分から塗装していきます。
続いてボンネットやドアなどの開口部を仮組し、全体を薄く塗り重ねていきます。20分程度のインターバルを空けながら、塗料とシンナーの割合1:1程度の通常濃度で3回ほど塗り重ねていきます。最後に、1:3程度のシャバシャバの状態で垂れる寸前まで塗りかぶせます。ここまでで結構な光沢に仕上がります。
本塗装が完全に乾いたら、表面のうねりや付着したホコリを除去のために軽くペーパー掛けを行います。
今回はクリヤー塗装後の研ぎ出し同様、2000番のサンドぺーパーに続けてタミヤ精密研磨フィルムの3000番→4000番、Mr.ラプロスの6000番→8000番の順に撫でてみましたが、そこまでは不要だったようです。ちょっと削りすぎてしまった感じです。
上述のとおり、ちょっと削りすぎた感じがしたので、クリヤー塗装の前に、もう一度だけブラッディレッドを吹きました。
その後、Mr.カラーのスーパークリヤーⅢを3回ほど塗り重ねました。
その後、再びMr.ラプロスの6000番→8000番の順に撫でたのち、コンパウンドでゴシゴシと研ぎ出せば完了です。
コンパウンドで研磨を行うと、どうしてもコンパウンドのカスがカ゚ピカピに乾燥してボディの隙間に固着します。
そこで再び超音波洗浄機を使って、隙間に詰まったコンパウンドかすを除去します。
その後、柔らかい布で丁寧に磨き上げれば、写真のように鏡面塗装面が出来上がります。
入念なマスキングを施し、ボディの裏側を塗装します。アルファロメオGTAの室内は基本的にブラックだったようです。側面、天井、窓枠の内側などをセミグロスブラックで塗装していきます。
窓枠をシルバーで塗装します。入念にマスキングを施し、両サイドにシルバーを吹きます。
前後の窓枠は、透明部品側にマスキングテープを型取りして貼付します。