№33 目久尻川

(海老名市)

目久尻川の木版画

№33(2019年)

旧大山街道、海老名市望地付近を流れる目久尻川(めくじりがわ)です。相武台付近から寒川まで流れ、相模川に合流する川で、鮎釣りで有名です。

目久尻川(めくじりがわ)は、相模原市南区相武台団地付近を水源とし、高座郡寒川町で相模川に注ぐ相模川水系の一級河川です。

名称の由来は諸説あり、海老名市のウェブサイトには河童(カッパ)処刑説が有力説として紹介されています。昔、付近の田畑で盗みを働いていた河童の処刑として、その目を穿り(くじり)取ったということから、目久尻川の名が生まれたのだ、という説です。

本当のところは分かりませんが、寒川神社に伝わる、寒川神社の御厨(みくりや)のあたりから流れてくるために下流で「御厨尻川」と呼び、それが転じて「目久尻川」となったという説の方が尤もらしいように思います。

高度成長期時代には汚染に悩まされた時期もありますが、現在ではアユの遡上が確認されるまでに回復しています。

旧大山街道(今の国道246号線)と交差するのが、目久尻橋のある海老名市望地(もうち)付近です。この辺りはもともと田んぼが広がっており、目久尻川の水を水車で汲み上げていたようです。

旧大山街道についての詳細は、『ホントに歩く 大山街道』(中平龍二郎著 風人社)が参考になります。

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