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宅内LAN工事を自分でやる

子供部屋にLANケーブルを繋ぐ

20年前のマルチメディアポート

我が家はケーブルテレビのインターネット回線を利用しています。20年前の新築時にインターネット環境の進展を予想して(←ここはすごいと思う)、宅内LAN回線の環境を作っています。ただ、実際の配線配置は一部の部屋のみしか行っていないので、今回未配線の子供部屋へ配線工事をしようと思います。

業者に頼むと、2万円くらいするみたいです。電源コンセントの工事とは違い、こちらは第二種電気工事士の資格とかは要らないようです。

 

マルチメディアポート内の配線

写真は2階の書斎の壁に取り付けたマルチメディアポートです。松下電工(現パナソニック)製。最初は白かったはずですが、すっかり黄ばんでいます。

ボード横のマルチメディアコンセントから光ケーブルが伸びています。この中を、ケーブルTV、固定電話、インターネットの各信号が行き来しています。20年前はまだ光回線はなかったので、当初は隣の同軸ケーブルから電気信号が来ていましたが、その後、光回線に変更しています。

光ケーブルの先(①)には、ケーブル回線用のファーウェー製メインルーターがあります。メインルーターから電話用ルーターを介してやってきた電話用ケーブル(②)とLANケーブル(③)が伸びてきてコンセントから壁の奥へ進んでいきますが、こちらはすぐに左のマルチメディアポート内のルーターへと繋がっています。

 

マルチメディアポート内の配線

マルチメディアポートを開けてみましょう。ぐちゃぐちゃ感が満載です。右隣のマルチメディアコンセントを介して入ってきた電話線やLANケーブルがここに集まります。

LANケーブルから取り出されたTV信号が①の同軸ケーブル用分配器を通ります。また、インターネット信号は②のスイッチングHUBを通ります。

こうして分岐された各種の信号が、③のパイプ(CD管といいます。)の中を通って、1階と2階の各部屋へ旅立ちます。

 

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1.1Gbpsが出ました

1.1Gbps が出た

ちなみに、これまでLAN回線を引いていなかった子供部屋では、無線ルーターを兼ねたケーブル回線用のメインルーターから飛んできた電波を拾っていました。

それでも200Mbps以上は出ていたんでいいじゃん、と言っていたのですが、せっかく1Gbpsの光回線契約をしているので、有線ならもっと早くなるかも知れません。

と思って、上記②のルーターの空いているコンセントにLANケーブル(CAT5e)を差し込んで子供部屋のPCに試しに繋いでみると、あれあれ?100Mbpsしか出ません。

そこで、今度は直接ファーウェー製のメインルーターに繋いでみました。すると、写真のとおり、1.1Gbpsが出るじゃないですか。

つまり原因は、この20年前のマルチメディアポート内のルーターですね。ということで、今回はマルチメディアポート内のルーターは使わずに、ファーウェー製のルーターに繋ぐことにします。

 

CD管の探検

さて、子供部屋です。部屋の隅にあるカバーが掛かった未使用のコンセント。これがLAN回線用の出口と思われます。カバーを外すと、固定されたコンセントボックスの上方にCD管が固定されているようです。これを辿っていくことにしましょう。洞窟探検ですね。

探検に使うのが、呼び線と呼ばれる鋼鉄又はナイロン製のワイヤーです。英語ではFish Tapeというんですね。これを部屋のコンセント側からズソズソと押し込んで、マルチメディアポートまで繋がっているか確認します。

この呼び線、反発力が強いので、固定バンドを外すとプワーっと広がってしまいます。写真は、呼び線のワナに捕らわれてしまったウチの子供です。

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呼び線が出てきた

ともあれ、10mほど差し込んだところで、めでたくマルチメディアポート内のCD管からこんにちはと呼び線が出てきました。

LANケーブルを通す

そこで、今度は呼び線の先にLANケーブルの先端(ジャックは使用しないので切り飛ばしておきます。)をビニルテープで固定し、部屋側からゆっくりと引っ張っていきます。

LANケーブルが開通

はい。無事に引っ張り終わりました。これでLANケーブルが物理的に通じました。

マルチメディアポート内は、モジュラージャックをファーウェー製のメインルーターにかちっと嵌めればOKですが、部屋側はコンセントに接合しなければならないので加工が必要です。

コンセントとジャックの加工

使用するのは、5eモジュラージャック用の壁埋め込み用コンセントと、それを取り付けるベース、そしてカバーです

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LANケーブルの外皮を剥き、中の8本のコードをほぐしてから順番に端子に嵌め込み、付属の治具で押し込めばビニルを剥くことなくしっかりと結線されるスグレ物です。

あとはこのコンセントをベースにカチッと固定し、壁側のコンセントボックスにネジ止めします。

LANケーブルの工事

最後にカバーを取り付けて完成です。PCと壁のコンセントを別のLANケーブルで繋ぎます。

これで快適で安定した通信が可能です。

(おまけ)3.0Gbps出ました

ところで、マルチメディアポート内のルーターが古くて通信速度が出ないことが分かりましたので、書斎のPCの方もファーウェー製のメインルーターに直結することにしました。

すると、、、、なんと3.0Gbpsという見たこともない通信速度が出ました。1Gbpsの契約なのに何でこんなに出るんでしょう。とはいえ、PCのスペックがまったく追いついていないので、取り立ててこれまでからの変化はありません。。。

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