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FERRARI F60 (2009年)

ボディの塗装

塗装の順序

フェラーリF60のノーズコーン

このキットの難しいところに、作る順番の構想があります。塗装をしないなら、説明書の順番通り組み立てればよいのですが、とりわけどこでベースのフェラーリレッドを塗り、どこでセミグロスブラックを塗り分け、どこでデカールを貼ってどこでクリヤーコートするか、といったあたりを、初めて制作する段階でシミュレーションするのはとても難しいです(そこが楽しいのですが)。今回はひとまずこの段階でデカール貼付とクリヤーコートを施してみました。デカールはカルトグラフ製ということもあり、非常にしっかりとした貼り心地です。写真はMr.カラーのスーパークリヤーⅢをたっぷりと吹いたところ、もう研ぎ出しも不要なくらいてらてらにつやが出ました。

タブデザイン製のデカール

続けて諸々デカール貼りとクリヤー塗装を施していきます。割り箸に貼った両面テープに付けて塗装するのが好きです。

センターカウルのバーコードパターンはキットに付属していないので(もうマルボロじゃないんだからいいような気がしますが)、TABUデザイン製の別売品を使用します。

リヤウィングの白地部分はデカールが付いていましたが、こちらは塗装で表現することにしました。

フロントノーズ

フェラーリF60のフロントウィング

フロントノーズを組み立てます。この時代のF1マシンは、F60に限らずメインウィングが小さい代わりに細かい整流板があちらこちらに付きます。F1は垂直・平行が命なので、組立ては慎重に進めます。

ウィング先端のアルミモールはデカールを利用、ぶら下がった付け根部分のピンはデカールではなく、0号虫ピンに置き換えています。この虫ピン置き換えはキット全体で多用しています。

アンダーパネル

アンダーパネルは、基本色のセミグロスブラック、カーボンファイバー部分の網々塗装、耐熱シートのシルバー、底面木部のパフに塗り分けます。

エンジン

2400cc V8エンジン

フェラーリF60のエンジン

エンジンは、2400ccV8気筒です。この年からKERS(運動エネルギー再生システム)が搭載されていますが、キットでは何だかよく分かりません。エンジンとトランスミッションが一体となったパーツに、サスペンションとなるアーム(ロワアームとアッパーアーム)を取り付けていきます。最後端にはテールランプが付きます。この部品は透明部品になっており、全体をセミグロスブラックに塗った後、LEDランプ部分の塗料を拭い取りました。

フェラーリF60のテールランプ

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