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サーキュレーターを自分で修理する

サーキュレーター(空気循環器)のスイッチが壊れた

サーキュレーターのスイッチが壊れた

アイリスオーヤマ2013年製のサーキュレーター(空気循環器)のスイッチが壊れました。

直せるかどうか、内部を覗いてみることにします。

アイリスオーヤマのサーキュレーターを修理する

スイッチは左から、OFF、1(弱)、2(中)、3(強)の順に並んでいます。1~3のいずれかを押し込むとそこで固定され、OFF又は他のスイッチを押すと解除されます。扇風機などでよく使われているスイッチです。

ところが、このうちの2と3のスイッチが押した位置で固定されなくなってしまいました。

では早速分解していきましょう。

台座底面のカバーは柔らかいプラスチックがパチンと嵌まっているだけなので、まずこれを外します。

すると、首振り機構のクランクが現れます。回転運動を往復の横運動に変換する基本的なクランク機構です。

クランク機構関連のネジを全て外すと、台座と本体が分離します。

更に、本体底部の4つのネジを外すと内部が出現、内部のスイッチが見えてきます。

アイリスオーヤマのサーキュレーターのスイッチ

スイッチは独立したユニットになっており、2つのネジで本体に固定されています。

何本かのコードがホットボンド(グルーガン)で雑に固定されています。中国人の手作業でしょうか。

アイリスオーヤマのサーキュレーターのスイッチの仕組み

スイッチを取り出したところです。仕組みを見てみましょう。4つのボタンは圧縮コイルバネによって、上方に上がった位置が定位置になっています。ボタンの下には鍵状のフックが付いた棒が下に伸びています。そしてその棒の下部には切欠の付された3枚の板状の金属がギミックとして組まれています。この金属板は向かって右方向への力が常にかかっています。

写真はボタン①を押し込んだところです。鍵状のフックが金属板の切り欠きに引っかかって固定されています。そしてこの状態からOFFボタンを押し込むと金属板が左に移動し、フックが切り欠きから解放されるという仕組みです。

ところが、②と③の下の金属板は右方向へ出てくるはずの金属板が左側に入ったまま出てきていません。これがスイッチが固定されなかった理由です。

アイリスオーヤマのサーキュレーターのスイッチを修理する

金属板がスライドしない原因は不明ですが、部品の損傷だとちょっと厄介です。単に汚れや錆なら簡単でしょう。

というわけで、まずは石油系の接点復活スプレーを金属板の隙間に流し込んでスイッチをカチャカチャ動かしてみます。汚れや錆なら取れるはずです。

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アイリスオーヤマのサーキュレーターのスイッチを修理する

するとどうでしょう。2枚目の金属板がするすると右の方に出てきました(矢印部分)。写真は③のボタンを押したところです。フックが金属板の切り欠きに固定されました。

うまくいきました。

アイリスオーヤマのサーキュレーターを修理する

あとは逆方向に組み戻していけば修理は完了です。ついでに各所のクリーニングとグリス注油を施しておきます。

軽やかに動くようになりました。

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