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折りたたみ傘がひしゃげてしまいました。この傘、畳むと楕円筒に収まるコンパクトなものですが、その分、若干強度に難があります。
写真のように、骨の1本が折れています。無理な形で折りたたまれていたのかもしれません。
傘の修理パーツには様々なものが市販されています。骨の修理はもちろん、つゆ先や石突き(傘の先端)など、大抵のものは修理可能です。
ちなみにMr.ミニッツで修理に出すと、骨接ぎ1カ所につき1,000円かかります。
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今回使用するのは、三つ爪と呼ばれる骨接ぎパーツです。このほかに二つ爪や四つ爪などがありますが、折れた箇所の形状に合わせて使い分けます。
まず、折れた箇所を整形します。いきなりポキッと折れたのではなく、無理な力がかかってひしゃげてから折れたようなので、そのひしゃげた部分をヤットコで整形します。
補修パーツの爪が関節部分に干渉しないように、こんな感じで折れた骨に被せます。
補修パーツを被せたら、外れないように両側からしっかりとヤットコで潰します。
はい、これで修理完了です。使い捨て感覚のビニル傘も便利ですが、ちゃんとした傘を長く使うものいいですね。
続いての傘はこちら。少々複雑な機構の折りたたみ傘です。矢印の部分は本来つながっているべき骨ですが、強風でひしゃげた際に折れてしまいました。
こちらは折れていない正しい姿の骨です。写真のように、手前の骨に、①と②2つの関節がついているタイプです。このような特殊な形の修理部材は持ち合わせていませんので、修理方法を思案する必要があります。
まずは、一般的な角芯ダボ金具を叩いて平らにします。そして、片方の爪を細くするために金切り鋏で端を少々切断し、これを再び曲げ加工して爪を立てます。
これを折れた部分に被せ、ヤットコでガッチリ固定します。
実はこの傘、もう一カ所骨折しています。こちらは単純骨折なので、一般的な三つ爪金具を使って補修します。
こんな風に被せ、ヤットコでガッチリ固定します。
直りました。また台風が来れば壊れてしまうかもしれませんけどね。
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