№23(2009年)
水無側沿いの、大倉付近から見た丹沢三ノ塔です。手前に咲いているのは菜の花です。
丹沢の塔ノ岳を源流とする水無川です。その名の通り水があまりない川ですが、水が涸れているのではなく、水流の大部分が地下に伏流化しているためです。
流域にある県立秦野戸川公園付近は、川遊びやキャンプが安全に楽しめる広場になっていて、四季折々の動植物も観察できます。
園内には、高さ35m、長さ267mの「風の吊り橋」が水無川に掛かっており、美しい丹沢の山並みを一望に出来ます。
1980年代中頃までは排水による汚濁や土砂の流入がひどく、とても川遊びなど出来る環境ではなかったようですが、その後の下水道普及や上流の砂防ダム建設などにより水質が改善し、カエルやメダカも棲む環境になっています。
ここを起点に三ノ塔や塔ノ岳などの丹沢山系の登山道が延びており、週末は多くのハイカーやキャンパーで賑わっています。
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