(PR)
フローリングの床は、無垢材であれ合板であれ、ニスを塗布した上からワックスで仕上げてあります。
清潔に保ち、定期的にワックスを塗布しておけば10年以上は十分にもちます。しかし、南側に面した掃き出し窓付近のフローリングなどは、強烈な日差し、雨の吹き込み、砂埃の侵入など、様々な原因でいち早く劣化していってしまいます。
我が家の床も築20年ほどたったところで、窓際の劣化が激しくなってきました。
まずは養生です。マスキングテープとフィルム養生シートを使って補修する部分以外を覆います。研磨作業の過程で削りかすが飛び散るので、しっかりとマスキングしておきます。
劣化したフローリングの表面は、けば立って凸凹になっています。また古いニスも除去する必要があるのでサンドペーパーで削り落とします。
サンドペーパーを台木に巻き付けてゴシゴシと磨いてもいいのですが、今回は広範にわたるので、電動サンダーを使用します。
今回使用する電動サンダーは、吸塵機能付きのオービタルサンダーです。サンドペーパーを装着してスイッチを入れれば、あっという間に古いニスの除去と表面の平滑化ができます。
深い傷には木工パテを使って治療します。木工パテは速乾性なので、たいへん重宝です。
今回は室内なので、ニスは水性のものを使用します。ニスの塗布には写真のようなコテ刷毛が便利です。
トレーにニスを出し、水で濃度を調整してからコテ刷毛にしみこませてフローリングを雑巾がけするように塗装していきます。
このように全体に塗布できたら完了です。完全に乾くまで触らないようにします。表面張力でツルツルになるので磨き上げは不要です。
あとはまた新築時と同じように、定期的にワックスがけをしていけば、しばらくこの状態をキープできるでしょう。
(PR)