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次にエンジンルームをディテールアップします。キットのエンジンルームは底の浅いバスタブにエンジンほかの部品が彫刻されているタイプです。割と正確に彫刻されているので、最大限これを生かすことにします。塗装よる塗り分けでは、複数のシルバー、複数のブラック等を駆使し、質感を分けていきます。また、パイピングを施したり、ラジエーターのリザーバータンクを追加したりしてリアル感を加えていきます。加工前と加工後の写真、違いが分かりますね。下記で作成のメンテナンスシールも貼ってあります。
ここで、たいへんマニアックで且つほぼ意味のない作業をご紹介します。最初の写真はPower Pointで作図しA4用紙に印刷したエンジン内部のメンテナンスシールと、ボディ左右のエンブレムです。いずれもきわめて正確に作成しましたが、1/20に縮小すれば(次の写真)ほとんど潰れて何だか分かりません。究極の自己満足ですが、こういうのが楽しいんです。。。
小道具が続きますが、次はシートベルトの制作を紹介します。キットにはシートベルトは付属していませんので自作することになりますが、この当時のシートベルトはどのようなものだったのでしょうか。この時代の一般大衆車は2点式のシートベルトだったようですが、このトヨタ2000GTには3点式のシートベルトが装備されていたようです。ただ、現代の3点式とは少々異なり、写真のような形状だったと想像できます。制作にあたってはエッチングパーツの別売シートベルトパーツからヒンジ部分を流用し、ベルト部分は、製本テープを細切りにして皮のような風合いを再現しました。
続いてコクピットのダッシュボードを塗り分けで再現していきます。
元の部品は黒塗り部品なので、木目調分にはサフを吹いておきます。
全体はセミグロスブラックですが、木目パネルはウッドブラウンの上からブラックをドライブラシし、最後にクリヤーオレンジでコートすることでそれっぽく仕上げておきます。
細かい造作に入っていきます。トヨタ2000GTは、運転席と助手席のドア下部に、シガーライターソケットを備えた灰皿が用意されています。キットでは無視されていましたので、手元にあったエッチングパーツのキャッチピンからそれっぽいものを選んで接着してみました。
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