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次は、リアのタイヤハウスを造作します。キットのままだとタイヤハウスがないので、タイヤの隙間からクルマの向こう側や、クルマの内部が丸見えです(写真左)。これではおかしいので、タイヤハウスを新たに作ることにします。まずいつものように、幅広のマスキングテープで型を取ります(写真右)。
と、ここであることに気がつきました。下の写真からも分かるのですが、このキット、車軸の位置がタイヤ枠の中心よりも僅かに前方に寄っています。これだとタイヤを装着した際に、タイヤの前端と後端で隙間が異なってしまうことになります。実車写真で確認すると、確かに僅かにそのような傾向にはあるようなのですが、キットではそれが少々極端です。
寸法にすればほんの2ミリほどではありますが、1/20スケールで割り戻せば1センチメートルにもなります。って、ちょっと拘りすぎか。
まあ、そんなわけで、油性ペンで黒く塗った矢印の部分を削り落とすことにしました。
ボディ側の調整が済んだところで、シャーシ側の型取りをします。こちらもマスキングテープを使って採寸し、0.3㎜プラ板でリヤタイヤハウスを仮作成します。モーターライズ化するので、モーターや歯車などとの位置関係やボディとの干渉有無を確認していきます。
実際の部品は1.0㎜プラ板で作ります。弧を描いているので、ドライヤーで熱しながら指でしごき、少しずつ曲げていきます。
左側はモーターのピニオンギヤと車軸ギアが突き出るので複雑な形になっています。
下の写真は作成したタイヤハウスをシャーシに接着したところです。プラセメントでガッチリと接着し、パテ、瞬間接着剤などあらゆるものを使い、しっかりと合体させます。
ボディを仮組みして合わせ目を確認します。いい感じでタイヤハウスが出来上がりました。これなら内部も向こう側も見えません。
同様に、フロントタイヤハウスも制作します。こちらも弧状に曲げた1.0㎜プラ板を使って部品を作ります。リヤとは違って左右対称です。
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