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続いてボディの塗り分けです。この車は、シャーシのカーボンブラックとボディのフェラーリレッドを塗り分けるパーツがいくつかあります。メインコクピットもそうです。フェラーリレッド塗装後、マスキングテープとMr.マスキングゾル改(緑色の部分)を併用し、レッドで残す部分を覆っていきます。
その上からセミグロスブラックを吹いて、マスキングを除去したのが右側の写真です。
次は、カーボンファイバーの塗装に行きましょう。この時代のF1には、カーボンファイバーが多用されています。カーボンファイバーの表現としては、①何も考えずセミグロスブラックでベタッと塗る、②セミグロスブラックの塗装前もしくは塗装後に、デザインナイフなどで表面をけがき、凹凸を付ける、③銀色と黒色を重ねて模様付け塗装を施す、④カーボンデカールを貼る、といった手法が考えられます。
このうち、今回は③の塗り分け手法で行くことにします。
まずは、全体をタミヤアクリルカラーのメタリックグレーで下地塗装します。
そこに用意した秘密兵器、ホームセンターで売られている網戸補修用の網を上から被せます。そしてその上から、セミグロスブラックを吹きます。この網戸補修用シート、金網に比べると柔らかいので、局面を作りやすく、かつパーツを傷つける心配が少ないのが利点です。また乾けば何度でも再利用可能です。
写真左が網を外した状態です。このままだと銀色が目立って不自然なので、.全体にセミグロスブラックを吹いてトーンを下げたのが写真右です。それっぽくなりました。
左右のラジエータにはメッキ部品が使われています。コレはこのまま利用するとして、使用感を出すためにエナメルのフラッドブラックで汚し墨入れを施します。
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