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さて、今度は左右のガルウィングドアを見てみましょう。写真は、ドアを閉めた状態と取り外した状態です。天井の蝶番で、ドアの開閉が出来る構造になっています。閉まった状態も、開いた状態も綺麗なのですが、1つだけ気になる点があります。
それは、写真で丸印を付した突起です。ドアを開けたときに、その状態を保持するための支え棒となる部品を4カ所嵌めるための突起です。ドアを閉める際には再びその部品を外す仕組みになっています。
よく考えられてはいますが、うーんという感じです。。。
ヒンジを仮組みして確かめてみましょう。実車よりも少々ヒンジが太いことを除けばしっかりと開口するように出来ています。しかし、開いたまま保持は出来ないので、支え棒となる部品(D19)をオープン状態の時のみパチッと嵌めるようになっています。
実車では伸び縮みするダンパーになっていて、開いた状態を保持する機構になっているのですが。。。
こちらが説明書の記事です。部品D19の役割がよく分かります。
ということで、ダンパーを作っちゃいましょう。写真は構想図です。
ヒンジはキットのものをそのまま使います。その上に、ダンパーのオス側を固定する台座を置きます。ダンパーのオスは直径0.73㎜の細い虫ピンを直角に曲げて使い、台座の穴に差し込みます。
ダンパーのメスは内径0.93㎜の真鍮パイプを使います。片方にダンパーのオスを差し込み、もう片方はヤットコで潰し、ピンバイスで穴を開けておきます。
その穴に直径0.5㎜の太めの虫ピンを刺し、メス側を固定します。この虫ピンはボディ裏に固定することになりますが、接着しやすいように、0.1㎜厚の洋白板にはんだ付けしてガッチリ固定し、この洋白板をボディに接着することにします。
ダンパーのオスを固定する台座は洋白板を切り出して作ろうかと思っていたのですが、ジャンクパーツを漁っていたら、使えそうなエッチングパーツがありました。
エッチングパーツは薄いですが、立体的にすることで、それなりの強度が生まれます。それにしてもちょうどいいものが見つかりました。これをドアのヒンジの上に固定します。
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