Honda CIVIC RS SB-1(1974年)

リヤフードを作る

リヤフードの切り離し

まず、リヤフードを切り離します。ボディに印をつけ、スジボリカーバイドで少しずつ掘り下げていきます。

シビックRSのリヤフード
リヤフードの切り離し

こんな風に切り離されました。上部が非常に薄いのですが、この部分に開閉のためのヒンジを設ける必要があるので、どのように強度を保つか、考える必要がありそうです。

シビックRSのリヤフード
リヤフードのチリを調整する

開口部を切り離すと、どうしても縁の部分にロスが生じ、閉めたときの隙間が生じてしまいます。

これを薄手のプラ板やパテを用いて調整していきます。開口部を閉めたときの美しさはとても大切です。

リヤフードの縁を作る

リヤフード開口部を写し取る
リヤフード開口部を写し取る

切り離したリヤフードの開口部の加工です。ボンネット等と同様に、マスキングテープを使って開口部を写し取っていきます。

ドアと同じように、開口部の縁を加工して、リヤフードがきれいに閉まるよう、造作を施していきます。

リヤフード開口部の造作
リヤフード開口部の造作

まずは、リアゲートが内側に入り込まないよう、周囲の枠を作っていきます。先ほど写し取った枠を参考に、0.3㎜プラ板を使って、枠を加工します。

荷室を造作する

シビックRSの荷室の造作
シビックRSの荷室の造作

オリジナルの状態でボディとシャーシを仮組すると、写真のように後端に大きな隙間が生じます。また、給油蓋を開口していますので、このままではトランクと筒抜けになってしまっています。

リヤフードを開閉できるように改造しますので、これでは不格好です。荷室を造作しましょう。

ホンダ シビック1200RSのトランク内部
荷室の造作

まず、荷室床面の隙間を埋めるため、1mm厚保のプラ板をつぎ足し、ボディ後端ギリギリのところまで床面を延長します。

次に、給油口部分が荷室と隔離されるよう、こちらもプラ板を切り出して隔壁を作ります。継ぎ目はポリエステルパテを塗布しています。

ヒンジを作る

リヤフードのヒンジを作ります。フードの上端部に内径0.4㎜の真鍮パイプを固定します。

窓枠が細いので強度がありません。これを補うため、透明のポリエチレンから切り出したリヤフードガラスをエポキシ接着剤でしっかりと固定しておきます。

ヒンジは0.3㎜真鍮線で写真のように加工します。これを真鍮パイプに通し、ボディ側に固定します。ボディ側の軸受けは3㎜プラ棒の中心をピンバイスでくり抜いたものを半分に切って接着しました。

(書きかけ)