まず、リヤフードを切り離します。ボディに印をつけ、スジ彫りカーバイドで少しずつ掘り下げていきます。
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開口部を切り離すと、どうしても縁の部分にロスが生じ、閉めたときの隙間が生じてしまいます。
これを薄手のプラ板やパテを用いて調整していきます。開口部を閉めたときの美しさはとても大切です。
切り離したリヤフードの開口部の加工です。ボンネット等と同様に、マスキングテープを使って開口部を写し取っていきます。
ドアと同じように、開口部の縁を加工して、リヤフードがきれいに閉まるよう、造作を施していきます。
オリジナルの状態でボディとシャーシを仮組すると、写真のように後端に大きな隙間が生じます。また、給油蓋を開口していますので、このままではトランクと筒抜けになってしまっています。
リヤフードを開閉できるように改造しますので、これでは不格好です。荷室を造作しましょう。
まず、荷室床面の隙間を埋めるため、1mm厚保のプラ板をつぎ足し、ボディ後端ギリギリのところまで床面を延長します。
次に、給油口部分が荷室と隔離されるよう、こちらもプラ板を切り出して隔壁を作ります。継ぎ目はポリエステルパテを塗布しています。
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キットの窓ガラスは前後左右一体型の部品になっています。これをそれぞれの部位に切り離します。実際に使うかどうかは、その形状、切り離しの巧拙、他の素材との代替性などによって判断します。
リヤガラスは、フードの開閉を考慮すると、キットの部品では厚ぼったすぎて不格好です。比較的平面的な形状でもあるので、透明の別素材を利用することにします。
曇り除去のための熱線デフォッガーはデカールが用意されているので、これを利用します。
リアウィンドウには、薄くスモークをかけておきます。
Mr.カラーには、C101スモークグレイとGX101クリヤーブラックが用意されています。色の違いを試したものがこの写真です。中央は無塗装部分です。今回はC101スモークグレイがよさそうです。
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リヤフードのヒンジを作ります。フードの上端部に内径0.4㎜の真鍮パイプを固定します。
窓枠が細いので強度がありません。これを補うため、透明のポリエチレンから切り出したリヤフードガラスをエポキシ接着剤でしっかりと固定しておきます。
ヒンジは0.3㎜真鍮線で写真のように加工します。これを真鍮パイプに通し、ボディ側に固定します。ボディ側の軸受けは3㎜プラ棒の中心をピンバイスでくり抜いたものを半分に切って接着しました。
まあ、これでも開閉はできるのですが、いまひとつ開口角度が小さく、蝶番部分の強度があまりないので、満足がいきません。そこで、いまさらですが、ヒンジの形状を作り変えることにします。
プラ板でヒンジ受けを工作します(前の図の紫色の部分)。軸が通る穴を2カ所開け、リヤフード開口部の上部内側に固定します。
ボディに固定したところです。当初の方法に比べ、軸受けの強度は格段に増しています。
ここに、リヤフード側に造作したヒンジの軸(0.5㎜真鍮線)を刺します。最終的には次の写真のようにしっかりと開口します。
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