給油口を開閉できるように改造します。まず切り離しです。小さいので慎重に切り出していきます。
ヒンジは真鍮線と真鍮パイプで作ります。左右のドアとは異なり、外側にガバッと開くアウトスイング式の蝶番になります。
ドアが内部に突き抜けないよう、内側の周囲にプラ板を貼り、ヒンジを仮止めして開閉テストを行います。ボディに対してほぼ直角になる程度の開口角度に調整します。また閉めたときに周囲の隙間が均一になるよう、開口部の周囲にパテを盛って調整します。
内側から見たところです。ヒンジ部分が結構大きく飛び出しているので、この後シャーシを取り付けるときに干渉しないよう、調整する必要がありそうです。
こちらは塗装後に、ボディとシャーシを仮組した時の写真です。干渉もなく上手く開閉できました。
蓋を開いた奥の造作も必要です。参考資料がないので想像ですが、給油口を造作してみました。
フロントグリルを加工します。フロントグリルは、ラジエーターの水を冷やすための風を取り込むために、通気口が開けられていますが、キットの部品は彫刻が施されているだけですので、実車同様に開口します。そのうえで、裏側から金網をあて、グリルを再現してみます。
写真は順に、無改造の状態、開口部をくり抜いた状態、そして裏側から金網を張った状態です。
グリル部品はボンネットの開閉ギミックを加工するため、オリジナルの形状からかなり切削j加工を加えています。強度が求められる部分でもあるので、しっかりと接着していきます。
フロントグリルの外枠はメッキ部品として用意されています。しかし、ゲートの切り離し位置が目立つ位置にあってちょっといただけません。
そのため、部品全体のメッキを剥がし、改めてブラックを塗装後、Mr.スーパーメタリックで塗装し直します。
フロントグリルを装着すると顔がキリッとしますね。ここに各種の外装部品を取り付けておきます。バンパーはメッキ部品が用意されていますのでこれを活かしましょう。
こちらはフロントバンパー下部のウィンカーです。土台の方はセミグロスブラックで、リフレクター(反射板)部分をクロームシルバーで塗装します。
レンズ部分は、クリヤーオレンジで塗装した後、ネジ部分をシルバーで点付塗装します。
各種開口部の加工の終わり、これまで何度も仮組を繰り返してきたボディとシャーシを合体させます。
何度も仮組を行っていても、新たな不具合の発見はあります。めげずに微調整を繰り返していきます。
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