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ボディにデカールを貼っていきましょう。キットに付属のデカールは、この時代を反映してメインスポンサーのマルボロのマークが入っていません。
そこで、タブデザイン社製のサードパーティデカールを使用します。
キット付属のデカールも、追加購入のデカールも、購入から10年以上経っているので、その劣化が心配です。
まずはサイドカウルから。
ここはキット付属のデカールで賄えます。デカール貼付前にクリヤーを吹き、さらにペーパーとコンパウンドで下処理してあります。
実車写真を参考にしながら、正確な位置に貼っていきます。デカールが古いので、強く引っ張ると千切れてしまいます。
デカールが完全に乾いたら、綿棒を使って優しく水洗いします。
えっ!水洗いしたらデカールが剥がれちゃうのでは?と思うかも知れませんが、完全乾燥後は水洗いしても剥がれることはありません。
こうすることで、表面に残った糊やマークセッターなどのかすを落とすことが出来ます。
カウル上部やフロントノーズもこのように貼っていきます。
フェラーリのF1マシンは、デカールが少ないです。他のF1チームによくあるように、全面にスポンサーカラーを纏うことがないからです。
デカールが乾いたら、その上からクリヤーでオーバーコートします。
オーバーコートは、Mr.カラーのスーパークリヤーⅢを使用します。はじめはクリヤー:レベリング薄め液=1:1くらいで濃いめに吹き、最終的には、1:3くらいのしゃぶしゃぶの濃度に至るまで、半乾燥後に5回ほど吹きつけを繰り返しました。
写真は、5回の吹きつけから24時間以上乾燥させたところです。綺麗にテカってはいるものの、よく見ると、表面にうねりが見られます。
ここから研ぎ出し作業に入ります。研ぎ出しは、クリヤーコートの表面のうねりを平滑に均すための作業です。同時に、デカール貼付部分の凸を周囲の高さに揃える目的もあります。
はじめの写真は、塗装面を1500番のペーパーで均したところです。段差を消す目的なので、塗装面の艶はいったん消えてしまいます。
2つめの写真は2000番、3つめは3000番のタミヤ研磨フィルムで研いだところです。
そして、粗めのコンパウンド(4つめの写真)、細目のコンパウンド(5つめの写真)、仕上げ目のコンパウンド(6つめの写真)ち、順に仕上げていくと、もとの艶以上の艶が生まれます。
他のパーツも同様に研ぎ出しが完了しました。
いい感じにピカピカになりました。
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