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毎度のように、部品を切り出して、お菓子の空き缶に小分けしていきます。パーツをランナーから切り離し、ゲートの処理をしておきます。
仮組するまでもないような部品(例えばエンジンブロック本体など)はこの段階で接着してしまいます。いっぽう、左右の区別がつきにくい細かい部品などはランナーに付けたままにします。
続いて、無改造の状態で仮組を行います。接着剤は使わず、細切りにしたマスキングテープを使って仮組していきます。確認したいのは、全体的なプロモーションや部品の噛み合わせ、改造イメージの構想等なので、細かい部品までは仮組しません。
今回の仮組で判明したのは、エンジンの高さが目一杯なので、改造を施すとエンジンフードが閉まらなくなる恐れがある、ボディとシャーシの噛み合わせが明確ではないので、ドアを開閉式にすると前後の位置決めが難しい、といったあたりです。
キットはエンジンフードのみ開閉仕様になっていますが、今回は左右のドアとトランクも開閉できるように改造します。
まずはトランクを切り離します。上面には開口部のスジ彫りがあるので、これを深く削っていけばOKです。
スジ彫りの工具はいろいろありますが、このような開口部の切り離しには、FUNTECのスジ彫りカーバイトの0.15㎜が便利です。
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しかし、後端部にはスジ彫りがありません。現代のクルマは荷物の出し入れがし易いよう、開口部が深く下がっていますが、この時代のクルマは写真のように黄色い線の位置が開口部になります。
このような時は、ハイキューパーツから出ているスジ彫り用のガイドテープが便利です。これを定規代わりにスジ彫りしていきます。
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ここでボディのディテールアップを2つほど施します。
ひとつめはパーティングラインの処理です。このキットのパーティングラインは目立たないところにあるので、気になるのは前方下部の左右のラインくらいです。サンドペーパーを320番から800番あたりまでを使って消しておきます。
ふたつめは、オーバーフェンダーの薄々加工です。このキットに限りませんが、オーバーフェンダーは成型の都合上、肉厚になっているので、内側を薄く削ります。アーチの弧を壊さないように気を付けながら、リューターで削っていきます。左右で加工前後の違いが分かるでしょうか。
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