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これまで車体の底面からばかり見ていましたので、ひっくり返して表から見てみましょう。
コクピットのセンターには大きくギヤボックスがはみ出ています。勿論ここにはセンターコンソールカバーが付きますので、最終的には見えなくなりますが、こんな構造なんですね。
運転席側のABCペダルはフラットブラックで塗装します。当然マニュアルトランスミッションです。
では、センターコンソールを取り付けます。現代車ならプラスチック部品でしょうが、ここはボディと同色の鉄製カバーです。
あわせて、後部座席横の小物入れ上部の蓋も取り付けます。上部にはひじ掛けのクッションが付いています。
センターコンソールと小物入れの蓋を取り付けました。センターコンソールからは3本の棒が伸びています。
中央が変速梃(てこ)、今のシフトレバーです。H型のシフトパターンで、左下が1速、右上が2速、右下が3速、左上がバックでした。
手動切り替え梃は、2輪駆動と4輪駆動を手動で切り替えるレバーです。
サイドブレーキは変わった形をしていますね。
座席を取り付けました。上の写真からも分かるように、前部の座席は上に跳ね上がるようになっていますが、運転席は下が物入れになっており、助手席側は後部座席への通路になっていたようです。
後部座席は左右にひじ掛けが付き、一段高いところに設置されています。乗り心地は不明ですけど。
ダッシュボードを製作します。パネルは鉄製でボディカラーで塗装されています。フロントウィンドウの窓枠と一体になっています。
メーターパネルは、左から油圧計、電流計、速度計、燃料計です。デカール貼付後、表面をMr.カラーのクリヤで覆い、ガラス感を演出しました。
メーターパネルの一番右に主開閉器(メインスイッチ)があります。ここにキーを差し込み、始動時の通電、ライトの灯滅を切り替えていたようです。
メーターパネルの右隣にはボタンが上下にふたつ並んでいます。下のボタンはスターターボタンで、キーをONにした後ボタンを押すことでエンジンをかけたと思われます。そして上のボタンはハンドスロットル、つまり手動のアクセルです。現代では建設機械や農耕車両などに付いていますが、普通のクルマでお目に掛かることはありません。
中央には方向指示器(ウィンカー)のスイッチ、その上に空気調整機と点火調整機のスイッチが付きます。空気調整機と点火調整機は、それぞれのちのチョークとディストリビュータですが、現代のクルマではどちらも電子制御になっているので、こちらもお目に掛かることはありません。
(目下、制作中)