№27 ジャックの塔

(横浜市中区)

横浜市開港記念館ジャックの木版画

№27(2013年)

横浜市開港記念館です。ジャックの塔の愛称で親しまれています。2012年に東京駅も復原され、明治時代の建造物が注目されています。

横浜市中区には、「横浜三塔」と言われるものがあります。

トランプの絵札にちなみ、神奈川県庁の「キング」、横浜税関の「クイーン」、横浜市開港記念会館の「ジャック」の3つです。

この横浜市開港記念会館(ジャック)は、1917年(つまり100年以上前!)に横浜開港50周年を記念して建てられた、レンガと花崗岩でできた建物です。

時計塔、八角ドーム、角ドームが特徴的で、特に高さ36メートルの時計塔が「ジャック」の愛称で親しまれています。

大正12(1923)年の関東大震災で半壊してしまいましたが、その後、昭和2(1927)年に復旧されました。戦後はしばらくの間、米軍に接収され「メモリアルホール」という進駐軍兵士向けの映画館として利用されました。

横浜市への返還は昭和34(1959)年になってからであり、「横浜市開港記念会館」という名称で中区の公会堂となりました。

平成元年、建築当初の形への復元が完了し、現在でも481席の講堂をはじめ、コンサート等のイベント会場として市民に利用されています。

 

<作品について>

朴板の版木を使い、骨版をベースにクーピーペンシルで彩色しています。黒の骨版だけでほぼ完成形を作るため、影の再現に気を遣って彫っています。

 

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